2008年北京オリンピックで脚光を浴びる

 1990年台より中国の陸上コーチ梅俊仁(馬マー軍団)が、高地トレーニングの一環として、高地に自生する冬虫夏草を使った食事を選手に摂らせ、過酷な訓練で上位を独占した際、冬虫夏草の存在が脚光を浴びました。
 そして、北京オリンピックで中国は51個の金メダルを獲得しました。
馬軍団が合宿したチベット自治区の高原などに自生する冬虫夏草は、海外のスポーツ選手や関係者が、買い求め価格が急騰しました。
 その結果、2008年の北京オリンピック以前はキロ80万円だったものが、4~5倍の価格に値上がりしました。
 以降、乱獲が続き、現在資源枯渇状態になり、絶滅危惧種に指定されることになりました。
 現在、世界の各地で、冬虫夏草の人工栽培の研究が行われています。
 国内でも、輸入した種菌での栽培、国内に自生する麦角菌の種類を使った蚕培地栽培などが行われていますが、
 輸入菌床では、高品質・安定生産が得られず、ほぼ撤退となっています。
 岡山大学などで研究されているサナギダケを日本蚕で栽培する方法では、一部事業化となっていますが、手間がかかりすぎるため量産が難しいのが現状です。